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どうしよう?もしも、バイクが転倒してしまったら?

バイクに転倒は付き物です。クラッシュに立ちゴケ。買い物をして戻ってきたら駐車場でバイクが寝ていた。転倒のシチュエーションは数々あります。

転倒してしまったら、まず始めにする事は、バイクのエンジンを切る事です。

次に自分の体に異常がないかを確かめましょう。怪我をしていて出血しているなら血止めの応急処置が必要です。

大丈夫そうなら次にバイクを起こす事を考えます。バイクの起こし方は、教習所で一番最初に習っているバズです。それを思い出してください。

とは言っても、すぐには思い出せないかも知れないので、ここで復習しておきましょう。

0.まずは落ち着きましょう

転倒してしまった場合、心も体も動転しています。まず、落ち着くために2、3回、深呼吸をしましょう。

1.教習所で習う引き起こし方

落ち着いたら、教習所で習う引き起こし方で引き起こします。重量200キロ程度までのバイクならば、非力な女子でもこのやり方で引き起こせます。

まず、荷物をバイクから下ろして重量を落とします。

倒れたのが右側なら、サイドスタンドを出します。これで、勢い余って反対側に倒れる事を防ぎます。

次に、ハンドルを目いっぱい倒れた側に切ります。

シートの下の金属部分を持って体をバイクにくっつけます。両手が伸びた状態になるまで体をバイクに被せるようにしましょう。

次にその状態から、ひざのバネを使ってバイクを引き起こします。この時、腰を伸ばしてはいけません。腰に負担が掛かり痛めてしまいます。

引き起こしの要領は、前輪と後輪の接地面を軸にしてバイクを回転させるイメージです。

このやり方で引き起こせない場合は、次の大型バイクの引き起こし方を参考にしてください。

2.大型バイクの場合の引き起こし方

大型バイクは、ひざのバネと腰でバイクを支える力で徐々に引き起こします。

※当然の事ですが、荷物は下ろしてから引き起こしを始めてください。

まず、ハンドルを倒れた側に目いっぱい切ります。

次に、ギアをローに入れます。これは車輪の回転を止めるためです。

ハンドルグリップを肘を伸ばした状態で両手で持ちます。

ひざのバネを使ってバイクを持ち上げます。ここで腰を伸ばしてはいけません。痛めてしまいます。

タンクと腰を密着させて、腰で支えながら膝のバネで徐々に持ち上げて行きます。

ポイントは肘を伸ばしてハンドルグリップを持つ事です。肘が曲がっていると、腕の力で持ち上げようとするので持ち上がりません。

この方法なら慣れてコツを覚えると非力な女子でも、大型バイクを引き起こせます。ただし、くれぐれもバイクの下敷きにならないように注意してください。

3.どうしても自分で引き起こせなかったら?

どう頑張っても自力で引き起こせなかったら、どうすればよいのでしょう?

そもそも、自分で引き起こせないバイクには乗ってはいけないのですが、転倒してしまってからそれを言っても始まりません。

そんな場合は、もう恥を忍んで、他人の力に縋るしかありません。

街中で立ちゴケしてしまったような場合は、転倒したままでは通行の邪魔なので、もたもたしていると回りの人が助けてくれます。

助けてくれない場合は通りかかりの人を呼んで、お願いして手を貸してもらいます。

誰もいない山の中で、30分以上待っても誰も通りかかってくれない場合は、JAFを呼びましょう。

知っておきたい!バイクを駐車する時の注意点

バイクは前に向かって走るように設計されています。走っていてこそ、操作もしやすく鋭くカッコよく動く乗り物です。

そう、バイクはひとつの場所に止まる事、すなわち駐車する事を考えた設計ではないのです。

バイクを駐車する時はサイドスタンドを出してエンジンを切れば終わりです。

そして、お買い物や休憩、観光をして、さあ出発となるとトラブルが発生! バイクを出せない!

そんな事にならないための注意点をご紹介します。

1.坂なら上を向いて駐車しよう

少しでも傾斜のある場所に駐車するなら、傾斜の上にフロントを向けて駐車しましょう。

中型のバイクは乾燥重量で200キロ、オイルを入れて荷物を積んだ状態なら250キロ~300キロぐらいの重さがあるのです。

それを傾斜の上に向かって押す事は、女子でなくても無理と言う物でしょう。

バイクには、ビクスクでもない限りバックギアは付いていません。下を向いて駐車しているバイクを人力でバックさせることはできないのです。

まだ、傾斜の下にバイクをターンさせるゆとりがあればマシですが、フロントの先が壁などになっていると最悪です。1人ではどうにもできません。

人手を借りてバイクを押すなんてカッコ悪過ぎますよね。

2.車体の右側に余裕を持たせて駐車しよう

バイクのサイドスタンドは左側にありますので、駐車した後に降りるのはバイクの左側です。当然、左側には降りれるだけのスペースがあるでしょう。

さて、発車する時はどうしますか?

サイドスタンドを収納するために、まず右足を地面に付いて車体を右に傾けますよね。この時になって右側にスペースがないと傾けられないのです。

右側にスペースがなくて、スタンドを収納できない場合は、一旦降りて左に寄せてスペースを作ればよいのですが、人に見られるとカッコ悪いと思いませんか?

駐車する時は、右側にスペースがある事を確認してから駐車しましょう。

3.砂利の駐車場なら、まず止まって確認をしよう

オンロードバイクの天敵はラフロードです。走るとガタガタと安定が悪く、今にも転びそうな恐怖を味わいます。

キャンプ場などの駐車場は大抵、砂利か土です。恐怖のラフロードです。まずは一旦止まって、駐車するスペースを選びましょう。

ポイントは、出発する時に出やすいか? です。

砂利や土はサイドスタンドがめり込んで転倒しやすいので、できれば平たい石の上にでもスタンドを出して駐車しましょう。

かまぼこ板をタンクバッグに入れておくと、石の代わりに使えて便利です。

4.意外な落とし穴、コンビニやスーパーの駐車場

砂利や土の駐車場なら、倒れないように注意して駐車するでしょう。しかし、スーパーやコンビニの駐車場は舗装されています。

ここで注意して駐車する人は、過去に痛い思いをした事がある人だけでしょう。

ですが、夏場の場合は、買い物から戻ると大事なバイクが転倒してい事が結構あるのです。原因は熱で柔らかくなっているアスファルトです。

アスファルトがバイクの重量に負け、サイドスタンドがめり込んで行って、倒れてしまうのです。

舗装された駐車場でも夏場はアスファルトの状態を確認してから駐車しましょう。

熱くなっていたら、かまぼこ板をサイドスタンドの下にひく事をお勧めします。

持っていると便利なバイク用品のあれこれをご紹介

バイク装備の基本の3点セット(ヘルメット、グローブ、ブーツ)もそろえた。雨の日対策用品も万全! となると次はお便利グッズが欲しくなります。

では、持っていると便利なバイク用品をご紹介します。

1.バイクカバー

バイクを保管する時に雨や埃から守ってくれるのがバイクカバーです。車庫に入れているなら不要ですが、屋外駐車の場合は必需品でしょう。

バイクカバーは、車体のサイズに合わせて選びましょう。新車でバイクを購入する時に交渉するとバイク屋さんでサービスしてくれる場合も多いです。

さあ、バイクで出かけよう! と思ったら、埃だらけだった…。なんて事はイタダケませんね。乗り終わったらカバーを掛けて保管しましょう。

2.キーホルダー

バイクのキーは、お家の鍵などと一緒にしておくと、走行中には邪魔になりますし、メンテナンスに出すときにイチイチ、ホルダーから外すのは面倒です。

バイク用のキーホルダーは、お洒落なものが沢山あります。革造りのメーカーのキーホルダーなんてシブくてカッコイイです。

ぜひ、専用のキーホルダーに付ける事をお勧めします。

3.ウエストポーチ

お財布やスマホなど普段バッグに入れて持ち歩いている物を入れておく、ライダーの必需品のひとつです。

普通のウエストポーチでもよいのですが、ライダー用のウエストポーチはバイクならではの工夫がされています。

前面にカードホルダーやコインホルダーがあって、グローブをしたままで、ちょっとした支払いができて便利なのです。

お値段もそれほど高くないので、ライダーショップでお洒落な物を選びましょう。

4.タンクバッグ

ウエストポーチには入らない雨具や地図、ドリンクやおやつを入れておく物で、タンクにマグネットで装着できる物がお勧めです。

できれば、前面がクリアポケットになっていて、地図を開いて入れておけると物にすると便利です。

いえ、私、地図は読めないから…、何て言っていていけません。ライダーたる者、地図を使いこなさなくては!

5.マグボトル

飲み物なんて休憩場所で買えばイイじゃない? と思うかも知れませんが、のんびと気ままにいつでもどこでも、コーヒーブレイクを楽しむための一品です。

中身を入れて出かけなくても、途中で買って飲み残したドリンクを入れておけるので、持って行くだけで重宝します。

6.携帯用灰皿

喫煙者は減っていますが、それでも喫煙者はいなくなりません。その喫煙者に取って喫煙場所は死活問題です。

緑の大自然で休憩してちょっと一服。その時に吸い殻をポイ捨てするなんて、ライダーとしても喫煙者としても失格です。

マイ灰皿を持ってツーリングに出かけましょう。

7.GPSロガー

何に使うの? と思う人もいるかも知れませんが、ツーリングルートの記録は意外に役に立ちます。

道に迷ってしまったけれど、どこを通って帰って来たのだろう? とか、このルートは失敗だった…。

などと、帰って来てからの反省と次回のプラニングに役立てましょう。

8.方位磁石

ビクスクにでも乗っていない限り、バイクにはナビは装備しません。

なぜかと言うと、装着する場所もないし、がんばって装備しても立ちゴケすれば壊れてしまい、コストパフォーマンスが取れないからです。

なので、ここはどこ? 私はどこに向かっているの? そうなってしまったら頼れるのは地図と方位磁石です。

地図と方位磁石を頼りに自分の行くべき方向を決められる。それがカッコイイ女子ライダーなのです。

カッパだけじゃない!雨の日のバイク装備品のオプション

カッパを装備してボディは雨から守ったけれど、手と足はずぶ濡れになってしまった…。

ツーリングでは雨に降られてカッパを着ても、長時間雨に当たるとこんな事になってしまいます。それはイタダケませんね。

ここでご紹介するのは、装備品を雨から守るカッパ以外のオプショングッズです。

1.グローブカバー

グローブの上から装着する防水のカバーです。若干クラッチ操作がし難くなりますが、グローブが雨に濡れてしまうことがなくなります。

お値段は2千円前後のお手頃価格ですので、カッパの袋に一緒に入れて持ち歩きたい一品です。

しかし、出かける前から本格的に雨が降って濡れるのが分かっているなら、雨用の防水グローブで、しっかり装備を固めたい所です。

2.ブーツカバー

ブーツの上から装着する防水のカバーです。ゴム底が付いている物なら、バイクを降りてもそのまま歩けるので便利です。

お値段は3千円前後です、これもグローブカバー同様にカッパの袋に一緒に入れておきたい一品です。

ブーツは濡してそのまま放っておくと痛んでしまいますので、乾いた後にはお手入れが必要になります。ブーツカバーを使うとその手間が省けます。

3.ヘルメットの曇り止め

雨の日に走行していて困るのがヘルメットのバイザーの曇りです。これは視界が悪くなりとても危険です。

その対策グッズにヘルメットのバイザー用の曇り止めスプレーがあります。使い方は簡単。バイザーを外して内側にスプレーします。

スプレーが乾いたらヘルメットにバイザーを装着すればOKです。

車のフロントガラスの曇り止めでも代用できますが、ヘルメットのバイザーはプラスチックなので、プラスチックにスプレー可能な物にしてください。

しかし、よくある曇り止めスプレーよりも有効なのが、台所用中性洗剤です。

原液をバイザーの内側に垂らしてティッシュで塗り広げて乾かすと、意外や意外! 市販の曇り止めより効果があったりします。

ちなみに、数ある台所用中性洗剤の中でも「ママレモン」が一番効果が高くてお勧めです。

4.タンクバッグカバー

タンクバッグはツーリングの必需品です。カッパを入れたり、地図や、飲み物、その他細々した物を入れるバイクの大事な収納です。

タンクバッグは撥水性の物が多いので少しの雨なら中身が濡れる事はありませんが、本格的な雨の場合はカバーが必要です。

物によってはタンクバッグに付属していますが、ない場合は買ってタンクバッグに入れておきましょう。

別売りの場合のお値段は千5百円前後です。

5.意外と重宝、ゴミ袋

雨の日装備でマルチに使えるのが45リットルのゴミ袋です。ツーリングバッグを包んでタンデムシートに括り付けると荷物が濡れません。

簡易カッパの代わりにもなります。使用方法は簡単。底の中央部分を穴が丸くなるように20センチほど切り取ります。

次に、袋の左右を底から3センチほどの位置から穴が丸くなるように15センチほど切り取ります。

これを頭からかぶって手をだすと簡易ッカッバの出来上がりです。

また、この簡易カッパはがさばらない上に、風を通さないのでボディが温かく防寒具としてもかなり有効です。

少し恰好はよくないですが、冬場にセーターの上から着てライダージャケットを重ねると暖かく走れます。

どうでしょうか? お財布にゆとりがある時に、オプション品をそろえて、いざと言う場合の雨の日走行に備えましょうね。

雨の日のバイク装備の基本!持っていると便利なカッパの選び方

雨が降ると濡れる。これは避けられないライダー宿命です。ライダー場色々な事情で雨の中を走行する羽目になります。

雨の日を避けても行先で突然雨が降る。宿泊先まで予約したツーリング、日程は変えられないために雨の中を出かける。

そんなライダーが雨の日でも走行を楽しめるように、快適なカッパ(レインウェア)の選び方をご紹介します。

1.ツーリング向けのカッパの選びのポイント

長い時間バイクに乗り続けるツーリングでは色々と注意してカッパを選ぶ必要があります。

汗をかくので通気性がよくなければ不快ですし、長時間雨にさらされるのでシーリングがしっかりしていないと濡れてしまいます。

また、体力の消耗を防ぐためには、リラックスしたライディングポジションを保てる着心地がよく動きやすい物である必要があります。

ツーリング向けのカッパ選びで重視するポイントを挙げてみましょう。

・防水性: 雨を遮断して内部への雨の侵入を防げるか

・浸透性: 長時間雨にさらされても縫い目などから雨が染みてこないか

・通気性: 内部の湿気を排出できる素材や作りになっているか

・着やすさ: 着やすくてヘルメットや靴などの装備品を外す必要がないか

・動きやすさ: スムーズに動けて走行中にバタついたりしないか

2.通勤、通学、街乗り向けのカッパの選びのポイント

通勤、通学、街乗りの場合は、常に雨に備えてカッパを携帯しなければらないので、通気性や動きやすさよりも携帯性を重視します。

また、着る回数も多いので着やすさや耐久性も大切なポイントになります。

通勤、通学、街乗り向けのカッパ選びで重視するポイントを挙げて見ましょう。

・防水性: 雨を遮断して内部への雨の侵入を防げるか

・携帯性: コンパクトに畳めて軽く持ち運びやすいか

・耐久性: 擦れや引っ張りに耐えられる丈夫な素材か

・着やすさ: 着やすくてヘルメットや靴などの装備品を外す必要がないか

3.コストパフォーマンス重視のカッパの選び方

突然雨に降られてどうしてもカッパが必要になった。こんな非常時にはコストパフォーマンスを重視したカッパ選びになります。

しかし、非常時とは言え、安物買いの銭失い、一度の使用でダメになってしまったではイタダケません。こんな時こそ気を付けて選びましょう。

お安いカッパでも通気性のよい素材を使っている物もありますから、同じ位の値段なら通気性のよい物を選びましょう。

また、超非常事態ならばホームセンターなどで売っている作業用のカッパを代用品にすると言う手もあります。

しかし、バイクでは不要なフードが付いていて雨が入ってきたり、裾が狭かったりするので選ぶ時に注意が必要です。

コストパフォーマンスを重視したカッパ選びで重視するポイントを挙げてみましょう。

・防水性: 雨を遮断して内部への雨の侵入を防げるか

・耐久性: 擦れや引っ張りに耐えられる丈夫な素材か

・通気性(できれば): 内部の湿気を排出できる素材や作りになっているか

以上、カッパの選び方のポイントでした。

自分のスタイルに合ったカッパを選んで、雨の日も快適な走行を楽しんでくださいね。

夏でもライダージャケットは必需品!どうしてなの?

グローブの選び方でも言いましたが、バイク装備の基本は肌を出さない事です。

どうしてでしょう? その疑問にお答えします。

1.ジャケットは転倒や接触から身を守る必需品

バイクに転倒は付き物です。転倒した時に肌を守る物がなかったら大怪我をしてしまします。

布1枚があるかないかで、入院するような大怪我をするか、何針か縫う程度で済むかが変わるのです。命に係わる場合だってあります。

街乗りしていると信号待ちなどでの停車している時に、すぐ横を原チャリにすり抜けられる事がよくあります。

その時に軽く接触したら? ジャケットで肌を守っていなければ流血の大参事です。

夏の装備は軽装がカッコイイなんて思わないでください。Tシャツに指先のないグローブなんてもっての外です。

そういう人は命の危険を軽視しているか、バイクに乗っていれば死んでも構わないと思っているのです。

2.夏はジャケットを着ている方が涼しい

実は夏はジャケットを着ている方が快適なのです。夏用のライダージャケットは走行中の通気性が抜群で、直射日光を浴びて走るより涼しいのです。

とは言っても、止まると暑いです。暑いですが、それでも直接日光を浴びて炙られるよりも涼しいのです。

食事の時や休憩中に汗ダラダラになってカッコ悪いと思われがちですが、その時はジャケットを脱いでしまえばイイだけです。

それに、バイクとは汗をかく乗り物なのです。汗ダラダラだってイイじゃありませんか。ライダーは汗ダラダラがカッコイイのです。

3.ジャケットは日焼けを防いでくれる

晴れた日に肌を出して半日走ると、火傷のような日焼けで大参事です。ビーチで何も日焼け対策をせずに焼いてしまったのと同じです。

では、日焼け止めを塗ればいい? 夏場のライダーは汗をかきます。

スムーズに走っていても大量に汗をかきます。まして渋滞にはまるとタラタラと頭から、胸から、腕から、足から汗が流れます。

せっかく塗った日焼け止めはあっと言う間に流れて、最悪の場合はゼブラ模様の日焼けになってしまいます。カッコ悪過ぎです。

薄物でもTシャツの上に1枚着るだけで日差しを防いでくれます。長袖のジャケットの襟元を少し開けると風が入って、肌を陽にさらすよりも快適なのです。

4.体力の消耗を防げる

夏は暑い! ですが、体感温度と外気温の差をご存知ですか?

例えば、外気温が30℃の時に連続して高速走行した場合、体感温度は10℃下がります。

つまり体は20℃の中を強い風圧を受けて長時間走っていると感じているのです。疲れますよね。当然、集中力も低下します。

集中力の低下は、大きな事故につながります。ライダーに取っては集中力の低下は命取りになる場合があるのです。

長袖のジャケットを着る事によって体感温度の低下が緩和され、体力の消耗を防げます。絶対に長袖のジャケットを着ましょう。

どうでしょう? 安全面、快適性、日焼け対策、どれを取っても夏場のジャケット着用は納得できるのではないでしょうか。

ライダーは夏でもフル装備がカッコイイ! これが正統派のライダーの常識なのです。

大切な装備品!冬物、夏物揃えておきたいグローブの選び方

グローブは手を守ってくれる大切な装備品です。

万が一、他の車両と接触して、クラッシュしてしまったら? 障害物に接触して手を擦ってしまったら? 

そんな時に手を守ってくれるのがグローブです。グローブを装着しているかいないかで、指を失くしてしまうか、擦り傷や打ち身程度で済むかが決まるのです。

夏場で暑いからと言って装着しないで走ってはいけません。夏は夏用の薄い革のグローブを、冬は冬用の暖かい革のグローブを装着しましょう。

その大切なグローブですが、ビギナーにありがちな失敗が、バイクや他の装備がオンロードなのにグローブだけオフロードを選んでしまう事です。

オフロードのグローブはデザインがカラフルで目が行きがちなのですが、ベテランライダーが見れば装備のアンマッチは一目瞭然です。

やはり、カッコよくバイクに乗るためには、オンロード用の装備でキメたいですね。

言葉では説明しにくいのですが、オフロード用は激しいクラッチ操作やアクセルワークがしやすいように伸縮性が高くなっています。

間違えずにオンロード用を購入しましょう。

では、夏物と冬物をそろえたいグローブの選び方を説明します。

1.夏物グローブの選び方

夏物グローブははめてみてみて、手にピッタリと馴染むものを選びましょう。

グローブの丈は手首までのショートと手首から7~10センチ上まであるロングがありますが、最初に買うならロングをお勧めしたいです。

ビギナーはちょっとした事で転びがちです。停車中にバランスを崩して立ちゴケしたり、バイクを移動しようと押した途端にコケたりしてしまいます。

コケたバイクは引き起こさなくてはなりません。ショートグローブだと、その時に意外と手首を擦り剥く人がいるのです。

ロング丈のグローブなら擦り剥かないで済みます。

素材はやはり本革の物をお勧めします。何と言っても丈夫で長持ちしますし、お手入れも革靴用のお手入れ道具でOKです。

バイクに慣れてきたら、ショートグローブを買ってショートの解放感を楽しむのもよいでしょう。もちろん、素材は本革の物にしてくださいね。

2.冬物グローブの選び方

冬物グローブははめてみて少し余裕のある物を選びましょう。

グローブが厚いのでピッタリしすぎるとクラッチ操作がし難くなりますし、保温性もイマイチです。

少し余裕があるとクラッチを握る時に突っ張りませんし、温かみも違ってきます。丈は手首の上まですっぽり覆ってくれる丈の物にしましょう。

素材は当然、表面は本革で中に防寒用のキルティングやックッションが入っている丈夫で温かい物がお勧めです。

冬のツーリングは雨に当たったりして濡れてしまうと手がかじかんでしまいます。できれば替えのグローブを持って行きたいですね。

一度に2つ買うのはお値段的に大変なので、余裕のある時に買い足しておきたい物です。

以上、グローブの選び方でしたが、最後にこれだけは忘れないでもらいたい事があります。

夏に走っていると指先が出たグローブをはめている人を見かけますが、事故ってしまったらどうするのでしょう。

バイク装備の基本は肌を出さない事です。くれぐれもグローブは指先まで覆う物を使用してください。

装備をそろえよう!最初の装備はヘルメット。どうやって選ぶ?

ヘルメットを選ぶ基準は、何を重視するかでしょう。万が一の事故の時の安全性か? 広い視界の解放感か? 携帯性の便利さか?

ヘルメットには、フルフェイス、ジェット、システム、ハーフ、オフロードの5つの種類があります。

小型車女子ならジェットかハーフ、中型車以上の女子ならフルフェイスかシステムがよいでしょう。

では、5つの種類のヘルメットの内、オンロード用の4つについて解説します。

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ロードバイクでツーリング、旅の途中で頼りになるのはローンカード!
(参考記事・・・カードローンのモビットは迅速審査!
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1.フルフェイス

安全性で選ぶならフルフェイスをお勧めします。5種類の中で一番安全性が高いヘルメットです。

フルフェイスは頭全体を覆うので安全性が高く、しかも走行中に風を巻き込みにくいので安定した走行ができます。

風が入らないので夏は暑いですが、冬場の保温性は魅力です。しかし、ジェットに比べると視界が狭いと言う欠点があり、慣れないうちは閉塞感があるかも知れません。

フルフェイスを選ぶ時のポイントはシールドがきっちりと閉じるかです。きっちりと閉じないと走行中に風が入り、涙で視界を妨げられて危険です。

女子の場合、風が入ると涙でメイクが崩れてしまう恐れもあります。

フルフェイスは、あまり安い物を選ぶと安全性に問題アリです。3万円~5万円程度のAraiかSHOEIの物を選ぶと間違いありません。

2.ジェットタイプ

広い視界の解放感を選ぶならジェットタイプがお勧めです。広々とした視界はバイクの圧倒的な解放感を満喫できるヘルメットです。

ヘルメットを脱がなくても飲食できる快適さは、スクーター女子や小型車女子には非常に魅力的です。

ジェットタイプは頭部と耳を覆ってくれますが顎を覆っていないので、フルフェイスに比べるやはり安全性が落ちます。

風が入るので風を巻き込み、高速走行中に不安定に感じる事があります。夏は涼しいですが、冬場はかなり寒いです。

それと、風が入るのでコンタクトの人にはお勧めできません。女子の場合、涙でメイクが崩れてしまう恐れもあります。

ジェットも、あまり安い物を選ぶと安全性に問題アリです。3万円~5万円程度のAraiかSHOEIの物を選ぶと間違いありません。

3.システム(フリップアップ)

安全性と解放感の両方を選ぶならシステムをお勧めします。フルフェイスとジェットのよい所を取り入れたヘルメットです。

フルフェイスの状態からワンタッチで顔面を解放できるので、走行中はフルフェイス状態で、ちょっとした休憩中は顔面を解放して快適に過ごせます。

複数パーツからできているので、バイザーやチンガードなどの付け替えも簡単です。バイザーをクリアからスモークに交換するのも手間取りません。

難点は、パーツが多いので他の種類に比べると重たい事と高価な事でしょう。

お勧めは、やはりAraiかSHOEIで、4万円~7万円程度の価格帯の物です。

4.ハーフタイプ

手軽さと携帯の便利さを選ぶならハーフタイプでしょう。ちょっとそこまでと言う時にさっと被れる手軽さが魅力のヘルメットです。

125㏄以下でしか使用が認められていないので、50㏄のスクーター女子にお勧めです。

他の種類に比べるとお値段がかなり安いのも魅力的です。大体、1万円前後で手ごろな物が買えます。

ただし、安全性では他の種類には断然劣りますので、小型車でなければ使用できないのもうなずけます。

以上、オンロード用ヘルメットの解説でした。

いかがでしたでしょう?

ヘルメットは頭を守る命綱です。くれぐも慎重にニーズに合ったよい物を選んでくださいね。

何を買ったらいいの?オンロードバイクの選び方

バイクに乗ってツーリングに行きたい。そんな風に漠然と思っていても、バイクのタイプは沢山あって、どれを購入すべきなのか迷ってしまいます。

そこで、ここではオンロードバイクの種類、特徴、そのお勧めタイプをご紹介します。

1.レーサーレプリカ(別名スーパースポーツ)

ガンガン峠を攻めてみたい女子にお勧め!

車体はフルカウルにシングルシート。レース用のバイクを市販に合わせた車体の軽いバイクです。

ライディングポジションが低めでかなりの前傾姿勢です。ステップもやや後ろにあって体重移動がしやすく、カーブでその真価を発揮します。

峠を攻める楽しみを十分に堪能できるバイクですが、かなりの前傾姿勢なので長距離のツーリングは少し辛いです。

欠点は、乗りこなすのに高度なライディングテクニックが必要な事、国産で新車購入できるの大型車だけと言う事でしょう。

車種としては、CBR600、YZF-R1、GSX-R750、ZX-12Rなどがあります。

2.ツアラー

ツーリングを楽しみたい女子にお勧め!

車体はフルカウルにタンデムシート付き。レーサーレプリカをツーリング仕様にした重量のあるバイクです。

ツーリング仕様なのでハンドル位置がレーサーレプリカよりもやや高く、きつ過ぎない前傾姿勢のライディングポジションが魅力です。

乗りこなすにはそれなりのライディングテクニックが必要ですが、慣れると徐々に乗りこなして行けそうなバイクです。

欠点は、新車のツアラーは国産車では大型の物が多い事ですが、中古市場で中型を探してみると気に入るバイクが見つかりそうです。

車種としては、CBR1100XX、FJR1300、RF400RV、ZZR400などがあります。

3.ネイキッド(別名ヨーロピアン)

バイクらしいバイクが好きな女子にお勧め!

車体はカウルなしのシンプルデザインに抜群の操縦性。バイクを良く知らない人でもバイクと言えば思い浮かべる正統派のバイクです。

教習車として使われるくらい操縦性がよく、ワインディングもスピードも申し分ありません。

欠点は、カウルがないので走行中の風を強く浴びてしまう事ですが、時速100キロ程度までなら女子でも十分耐えられるでしょう。

車種としては、CB400、XJR400、GSX1400、ZRX1200Rなどがあります。

4.アメリカン(別名クルーザー)

ゆったりとした遠出を楽しみたい女子にお勧め!

車体はカウルなしの高めのハンドル。広大なアメリカの直線道路をゆったりと長時間走るために作られたバイクです。

外観のインパクト感が強く、代表的なメーカーがハーレーダビットソン。足付きがよいので取り回しがしやすいです。

欠点は、400㏄以上のクラスでないと貧弱に見える事と、お値段が高い事でしょう。

車種としては、シャドウ750、DSクラシック1100、イントルーダー400、バルカンクラシック1500などがあります。

5.ビッグスクーター(別名ビクスク)

荷物を積んで楽々移動したい女子にお勧め!

車体は50㏄のスクーターを巨大化して雄々しくした感じで、取り回しも乗り心地も究極の楽ちんバイクです。

スクーターなのでギア操作なしの楽々運転、街乗りでも遠乗りでも疲れません。車体が大きいのでメットインもゆとりの収納スペースがあります。

純正状態でもそこそこスタイリッシュで、カスタムパーツでおしゃれにカスタマイズする事も可能です。

欠点は、ギア操作がない分バイクに乗っている感じがあまりしない事でしょう。

車種としては、フォルツァ、マジェスティT-MAX、スカイウェイブ400ジェンマなどがあります。

二輪免許を取る前に知っておきたいバイクの基礎知識

さて、二輪免許を取りたいと思っている女子に質問です。二輪免許にはいくつか種類がある事を知っていますか?

免許の種類によって運転できるバイクの種類や排気量が違ってくるので、まずは免許の種類をご紹介します。

1.原付

排気量、50㏄まで。年齢、16歳以上。タンデム、不可。高速道路、不可。試験、学科のみ。

取り敢えずバイクを試してみたい女子や、手軽にスクーターで移動に使したい女子にはお勧めの免許です。

2.普通小型二輪限定

排気量、125㏄まで。年齢、16歳以上。タンデム、可。高速道路、不可。試験、学科&実技。

バイクを試したいけど、400㏄の普通二輪は車体が大き過ぎると思う女子にお勧めの免許です。

3.普通二輪

排気量、400㏄まで。年齢、16歳以上。タンデム、可。高速道路、可。試験、学科&実技。

高速道路も走れるので、ツーリングで長距離を走りたい女子に断然お勧めの免許です。

4.大型二輪

排気量、制限なし。年齢、18歳以上。タンデム、可。高速道路、可。試験、学科&実技。

憧れのビッグマシンを堪能できます。400㏄で飽き足らなくなった上級者にお勧めの究極の免許です。

5.AT普通小型二輪限定

オートマチック車限定。排気量、125㏄まで。年齢、16歳以上。タンデム、可。高速道路、不可。試験、学科&実技。

原付も運転できて運転も手軽にできます。原付スクーターには飽きたらない女子にお勧めです。

6.AT普通二輪

オートマチック車限定。排気量、400㏄まで。年齢、16歳以上。タンデム、可。高速道路、可。試験、学科&実技。

高速道路も走れて運転も比較的楽です。ツーリングで走りを楽しむより、景色を楽しみたい女子にお勧めの免許です。

7.AT大型二輪

オートマチック車限定。排気量、制限なし。年齢、18歳以上。タンデム、可。高速道路、可。試験、学科&実技。

憧れのビッグマシンを堪能できます。オートマチック車とは言えどかなり手強いので上級者にお勧めの免許です。

ここまでは二輪免許の種類をご紹介しましたが、原付で十分、と言う女子以外ならお勧めの免許は、断然、普通自動二輪です。

男子に比べて小柄で力も強くない女子がいきなり普通自動二輪の免許を取る事は、少し難しいかも知れません。

大抵の教習所では、初めて二輪免許を取る女子がいきなり普通自動二輪を取れるかの判定があります。

教習に使う400㏄のバイクを倒した状態で引き起こせるか? という判定です。

引き起こせなければ、まず普通小型二輪限定の免許を取って、ステップアップと言う形で普通自動二輪の免許を取る事になるのです。

ステップアップならば、小型二輪と普通二輪の免許を別々に取るより、期間も短いですし料金もお安くなる場合が多いです。

ステップアップで、まずは小型二輪の125㏄バイクの運転に慣れてから、普通二輪の400㏄バイクに挑んでみませんか?

バイクは大別するとオンロード、オフロード、スクーターの3つの種類があります。

走りを楽しみたいならオンロード。ラフロードを攻めてジャンプを楽しみたいならオフロード。お手軽なのはスクーター。

これから二輪免許を取得したいと思っているみなさん、免許の種類とあなたのニーズに合わせて取得する免許と購入するバイクを決めてくださいね。

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