ツーリングから帰った後は、装備品のお手入れが必要です。
装備品はそれなりに高価です。お手入れはそれほど難しくないので、普段からお手入れをして長持ちさせましょう。
1.グローブとブーツのお手入れ
グローブとブーツのお手入れ方法は、基本的に同じです。ツーリングから戻ったらそのまま仕舞わずに、1日程度乾かします。
乾かしておかないと、カビが生えてしまいます。乾かした後、ブラシで埃を払います。
革製品のグローブやブーツは、雨でぬれてしまった場合には、乾かして埃を払った後に、ウエスで薄くミンクオイルを塗ります。
ウエスとは、柔らかい布の事ですが、女子の場合は破れたストッキングを小さく縛って代用できます。
ミンクオイルを塗った後は、1日程度乾かしてから仕舞いましょう。
2.革ツナギのお手入れ
革ツナギのお手入れも、革のグローブやブーツと同じです。乾かして埃を払い、革製品の場合はミンクオイルを塗る、です。
ただ、グローブやブーツと違って大きい物なので、手間が掛かります。でも、革ツナギは体を守る大切な装備ですし、買うとなると高価です。
ダメにして買い換えるのはお財布にダメージが大きいので、マメにお手入れして長持ちさせましょう。
革ツナギは、革専門のクリーニングにも出すのが難しいので、普段のお手入れが大切です。
3.ヘルメットのお手入れ
ツーリングから帰って来ると、ヘルメットの前面は虫だらけになっています。まず、虫を落としましょう。
虫を落とすには、中性洗剤を薄めた液に浸けて固く絞ったウエスでヘルメットの表面を拭きます。ヘルメット本体のお手入れはこれだけで十分です。
次にバイザーのお手入れです。バイザーの表面はヘルメット本体と一緒に中性洗剤に浸けたウエスで拭きます。
それから、バイザーをヘルメット本体から外して裏面を拭きます。この時についでに、裏面に曇り止め加工をしてしまいましょう。
曇り止めは市販の曇り止めスプレーが手っ取り早いですが、お勧めは台所用中性洗剤を原液のまま塗布する事です。
塗布は簡単、台所用中性洗剤をバイザーの裏面に数滴たらして、ティッシュペーパーで塗り広げて乾かします。
そん所そこらの曇り止めスプレーよりも効果があります。一番のお勧めブランドは「ママレモン」です。
4.ライダージャケットのお手入れ
ライダージャケットのお手入れも基本は、乾かして埃を払う、です。汚れてしまった場合は、衣類用の中性洗剤を薄めた物をしみ込ませた布で拭きます。
シーズンの終わりには、クリーニングに出して、撥水加工をしてもらいましょう。
クリーニングから戻って来た後は、ビニールを取ってクローゼットにしまいます。ビニールを付けたままだとカビてしまう事があります。
ライダージャケットは、転倒して破ってしまわない限り、何年でも使える物です。お値段も張る物なので大切に使いましょう。
以上、装備品のお手入れについてでした。
面倒に思うかも知れませんが、お手入れされた装備品はカッコイイです。見る人が見ると、お手入れされているかいないかは一目瞭然です。
装備品のお手入れができてこそ、一人前のライダーです。