タンデムと言っても、タンデムシートに乗ったツーリングではありません。2台でツーリングする事をタンデムと言います。

ツーリングに慣れてくると、タンデムはとても楽しいツーリングです。

1.ビギナーは初めは後ろを走る

ビギナーは走り初めは後ろを走りましょう。パートナーがトップになって先導して右側を走るので、走行位置はトップの左後ろです。

タンデムのよさは、何と言っても2台だけの自由度でしょう。隊列を組む気遣いも少ないですし、走行中の意志の疎通も楽です。

気の合うパートナーとなら予定外の寄り道をしてもいいでしょうし、あらかじめ話し合っておけば、峠ではそれぞれに攻める事もできます。

ビギナー同士のタンデムで道に迷ってしまっても、心強さが違います。何があっても2人ならば何とかなると思えます。

地図を開いてああでもない、こうでもないと頭を寄せ合っているのも、楽しいアクシデントです。

2.慣れてきたらトップを楽しむ

タンデムで走る事に慣れたら、トップを走ってみましょう。

タンデムならトップの役割はルートの先導が主で、グループ全員が付いて来ているからなどの気遣いがないので、比較的、楽にトップを走れます。

前に誰もいない道を走る快感は、味わってみないと分かりませんが、それは、「風になる!」と言う表現がぴったりです。

ビギナー同士のタンデムなら、休憩を挟んで代わる代わるトップを走るのも楽しいでしょう。

トップを走って迷ってしまってもイイじゃありませんか。気楽に迷う事を楽しみましょう。スマホと地図があればどこからでも帰ってこれるのですから。

ただし、ガス欠で帰れなくなるなんてカッコ悪い事にならないように、早めに給油しましょうね。

3.女子同士のタンデムはとにかく気楽

ここまでは、タンデムの走り方でしたが、ここからは女子同士のタンデムの楽しさについてお話しします。

女子同士のタンデムは、男子とのタンデムとは違った楽しさがあります。

走りたい所、見たい所、観光の観点などが同じ女子とタンデムすると、楽しさは倍増します。

ライディングスタイルが同じ女子とのタンデムは、とにかく気楽なのです。

自分が休みたいと思った頃には相手も同じように考えている。ここ、見て行きたい! と思ったら相手も同じだった。すごく気楽で楽しいと思いませんか?

女子同士で日帰りで温泉に行くのも楽しいです。峠を走った後に、温泉! 何とも優雅ではありませんか? 温泉ならば、絶対に女子同士がお勧めです。

旅行としてもタンデムはお勧めです。2人で1部屋ならば、ホテルや民宿の予約も取りやすいですし、食事も2人なら楽しいはずです。

女子がタンデムしていると、他のソロやタンデムと出会う事も多くあります。グループよりも、ソロやタンデムの方がお互いに話しかけやすいのです。

初めて会ったライダー達と行き先の情報を交換したり、一緒に走ったりする。写真を取ってアドレスを交換する。素敵な事だと思いませんか?

さあ、気の合う女子ライダーとタンデムで出かけましょう。