「じゃあ、明日の朝、7時にルート○○のファミレの駐車場に集合な!」

ツーリング仲間との待ち合わせには、「ルート○○」と言う言い回しが出てきます。「ルート○○」とは、国道○○号線の事です。

そんな事は知っているけど、問題は家から「ルート○○」まではどうやって行くかなの! 道路地図なんて見た事ないし、見ても分からない!

自宅まで誰かが迎えに来てくれればイイけれど、世の中そんな甘い話しばかりではありません。自力で行かなくてはならない場合もあるのです。

そんな場合に備えて基本的な地図の見方を習得しましょう。今回は基本の基本、道路の種類の見方を説明します。

1.赤い線は国道

赤い線は国道で、国が管轄する道路です。1号線や5号などの1桁国道は、舗装も完璧、道幅もそこそこありますので安心して走れます。

注意が必要なのは3桁国道です。国道とは名ばかりで未舗装の酷道もあるので注意が必要です。赤い線が細くなっている部分はありませんか?

地図とは意外に正確に道の状態を表していて、地図上で細くなっている部分は、実際の道幅も細くなっていて、センターラインがない場合が多いです。

赤い線が薄いピンク色になっている部分はありませんか? そこも要注意、未舗装の可能性が高いです。

赤い線が紫色になっている部分はありませんか? そこは完璧に未舗装の悪路です。

2.緑の線は県道など

緑の線は、県道などの都道府県が管轄する道路です。ここもそこそこよい道路が期待できます。

県道などはその地方の財政状態によって、住民の要望に応えて地道に道路の改修や補修を行っているので、結構、走りやすい道路が多いです。

場所によっては、4車線の素晴らしい道路に巡り合える事も多いです。

しかし、ここも国道と同様に線が細くなっていたり、緑色が薄くなっていたら要注意です。補修をしていない悪路に出会ってしまいます。

3.黄色い線、白い線は市道、町道など

黄色い線は、市町村が管理する主要道路です。主要道路なので大体の場合は、舗装された道路ですが、山間を通っている場合は悪路の可能性を嬌慮しましょう。

白い線は、市町村が管理する道路です。市街地ならば舗装されて、場合によっては素晴らしい広さの立派な道路です。

しかし、市街地を離れると細くなっている場合が多いです。山間部の道路なら未舗装の悪路であることを覚悟しましょう。

4.紫の線は未舗装道路

紫色の線は完全に未舗装の悪路です。国道、県道、市道にかかわらず、ライダーでなくても要注意の未舗装の箇所は紫色になっています。

オンロードバイクでダートを走行する辛さ、怖さは経験しないと分からないですが、一度経験すると2度と経験したくないと思うでしょう。

オンロードバイクで紫色の道を走るのは、自殺行為とまでは言いませんが、かなり危険な行為です。

紫色の道路は、熟練ライダーならともかく、オンロードのビギナーライダーには絶対に避けて欲しい道路です。

5.青い線は有料道路

青い線は有料道路です。有料ですのでもちろん未舗装道路はありません。

しかし、有料道路はお金が掛かります。バイクにETCを搭載していれば、スルリと出入りできますが、大抵のライダーは搭載していないのが現実です。

料金所でモタモタとグローブを脱いで、財布を出すのはカッコよくありません。さっとウェストポーチの前面ポケットからお金やカードを出したいですね。

以上、基本の基本の説明でしたけど、初めは誰だって分からないですよね。

走りのテクニックだけじゃない! 地図を見れば大体の道路の状態が分かる。それがカッコイイ女子ライダーです。